(3)の問題は(1)(2)の答えを使おう!
数学の大問で(3)まである問題が出たとき
「(3)まで解ける人なんて数学得意な人しか無理でしょ?」
と思っていませんか??
実は数学の問題を(1)(2)(3)と順々に解いていく問題では
「あることを知っていれば簡単に(3)まで解けてしまいます!
もしあなたがこれを知らなければ
(1)の問題までしか解けませんが
知っているだけで
(3)の問題まで解けるようになります!
それはズバリ
「(1)(2)の答えは(3)のヒントになっている」
という事です!
例えば
0°≦θ≦180°、sinθ+cosθ=1/2のとき、次の式の値を求めよ
(1)sinθcosθ
(2)sin³θ+cos³θ
(3)sinθ-cosθ
という問題があったとします
(1)の問題を解くためには
問題文のヒントである「sinθ+cosθ=1/2」を使って
(sinθ+cosθ)²=(1/2)²
と両辺を2乗すると
sin²θ+2sinθcosθ+cos²θ=1/4
sin²θ+cos²θ=1という公式を利用して
2sinθcosθ+1=1/4
2sinθcosθ=-3/4
sinθcosθ=-3/8
となり(1)の問題の答えが出せます
次に(2)の問題は
3乗の因数分解の公式
a³+b³=(a+b)(a²-ab+b²)を使い
sin³θ+cos³θ=(sinθ+cosθ)(sin²θ-sinθcosθ+cos²θ)
という式を作ると
(1)の問題の答えである
sinθcosθ=-3/8が使えることが分かりますか??
(1)の答えを使って(2)の問題を解いてみると
sin³θ+cos³θ=(1/2){1-(-3/8)}
=11/16
と解くことができるのです!
また(3)の問題も解いてみると
sinθ-cosθを2乗して
(sinθ-cosθ)²=sin²θ-2sinθcosθ+cos²θ
=1-2・(-3/8)
=7/4
0°≦θ≦180°のときsinθ≧0であり、
(1)の答えsinθcosθ=-3/8から、cosθ<0
よってsinθ-cosθ>0であるため
sinθ-cosθ=√7/√4
=√7/2
と解くことができます!
私が(3)の問題まで解けるようになったのもこの知識のおかげです!
私が通っていた高校の数学の先生は
「(1)(2)の問題を作らないと(3)の問題が解けないから3問作っているんだよ」
と言っていました
つまり問題を作る人も
「(3)を解くためには(1)と(2)の答えを使ってねー!」
と言ってるようなものなのです
なので
「(3)なんて解けないよー」と解く前から諦めるのではなく
「ヒントもらちゃった!」という気分で解いてみてください!
意外とヒントになっていますよ!!
数学克服への第一歩です!