特性方程式 an+1とanを同じαで置く理由
特性方程式を勉強していると
なんでan+1とanは全く違くのに、同じ「α」で置くの?
と疑問に思ったことはありませんか?
「確かに、同じαで置けば答えは出るけど・・・」
と思っている人は多いはずです!!
実際、私もその中の一人でした笑
そんな私が特性方程式の「なんで?」を解決した話を紹介します!
疑問が晴れると勉強がとーーってもはかどります!
結論からお話ししますと・・・
実は「結果論」なんです!
例えば
an+1=3an-2
という式があるとします
この式の3=p、-2=qとすると
an+1=pan+q・・・①
という式に変換することができます
また
an+1=3an-2の右辺を「3」でくくると
an+1=3(an-1)+1
an+1-1=3(an-1)・・・②
という式ができます
②の式の3=p、1=αとすると
an+1-α=p(an-α)
移項や展開をして式を整えると
an+1=pan-pα+α
an+1=pan+(-pα+α)・・・③
という式に変換することができます
①のan+1=pan+qと、③の an+1=pan+(-pα+α)の式はどちらも
「an+1=3an-2」の式からpやαを使って変換しているだけなので、同じ式なのが分かりますか??
①と③を見比べると
an+1=pan+q・・・①
an+1=pan+(-pα+α)・・・③
となるため
q=-pα+α・・・③
という式が作れるのです!
そして③の式を整理すると
α=pα+q・・・④
という式が作れます
ここで①と④の式を見比べてみると
an+1=pan+q・・・①
α=pα+q・・・④
と教科書に載っている公式と同じ形が導き出されるのです!
つまり
- an+1=pan+qの右辺を「p」でくくってわかりやすい形にしよう!
an+1=3an-2でいう
- an+1=3an-2の右辺を「3」でくくってわかりやすい形にしよう!
とした結果・・・
偶然an+1とanが一致したから、「an+1=α、an=α」と置くことができるんです!!
「なるほど!!」と思いませんでしたか??
「理解したぞ!」という方は、今から特性方程式の問題を解いてみてください!
前とは違う視点から問題が解けるはずです
そして同じ疑問を持っている友達に是非教えてみてください!
教えることであなたの理解度もぐーんと深まります!
数学克服への第一歩です!!